将士流の将棋で高段者を目指すブログ

私の将棋の実戦譜の解説やキャップ投げの上達法、本のレビュー等をやっていきます。

ぞにきさんの大会 超速対先手中飛車 超速の優秀性

 

 

最初に

今回もぞにきさんの大会での棋譜を解説していこうと思う。

相手の方が先手中飛車で私が超速を指す展開になった。ゴキゲン中飛車や先手中飛車に対しては超速がかなり有効であると考えている

 

ただ、先手中飛車に対しては角道をぎりぎりまで開けないということをおすすめしたい。なぜなら、角交換をされると抑え込みがやりづらくなってしまうからだ。

 

ゴキゲン中飛車や先手中飛車は怖がることはない。私はある大会でゴキゲン中飛車を指す方に2連続であたって、負けてしまった経験がある。その後、研究を重ねたことで6割以上で勝つことができるようになった。

 

▲as_a_rule(1498) vs. ▽Roi将士(1226)

 


棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

 

解説

では解説していこう。お互い、駒組みが行われて32手目に私が△65銀と銀をぶつけた局面では△65桂の方が勝った。ただ、△65銀でも互角であった。この局面は、相手の形によって△65銀と△65桂と仕掛けを変える必要があることを覚えておこう。どちらも優秀な仕掛けだ。

 

△65桂は角に当たっており、▲同銀には△同銀と取っておいて、次の△76銀を狙う。△76銀に対して▲95角と出るような手は△84銀としておけば後手優勢だろう。角を逃げる場所によっては、△86歩と飛車先突破を狙うことができる。

 

△65銀は▲同銀には△同桂と跳ねていき、△57銀を狙う。これも角を逃げる場所によっては△86歩と飛車先突破を狙うことができる。

 

本譜は△65銀に対して▲95角という手があったため、△65桂の方が勝ったのだった。だからといって、△94歩としてから△65銀を狙えるかと言ったらそれはできないのだ。次に先手から▲56銀という手があり、65の地点から攻めることができなくなる。

 

57手目△44角としたが、△99角成とした方が勝った。Youtubeでライブを見てくださった方はわかると思うが、かなりこの手は悩んでいた。もしかしたら口に出していないかもしれないが(笑)

▲同飛に△15歩と仕掛けていれば勝ちは揺るぎなかった。以下考えられる手順は▲同歩△同香▲16歩△28角▲18玉△16香▲17角△同角成▲同桂△同香成▲同玉△11香▲16香△28角▲18玉△16香▲29玉△19香成の詰みだ。

 


アマだから書ける初段に必要な大局観、考え方、テクニック

 

59手目の▲51歩成に対して△31金と逃げるような手は覚えておいてほしい。相手の攻めを遅らせる手筋だと言える。よくでてくる。

 

 69手目の▲23香成には△同玉と取っておけばよかった。フィッシャールールということもあり、チキってしまった。これに対して▲31龍には

△17香▲同桂△同歩成▲29玉△28銀▲同飛△同とで詰みであった。ここは攻めなくてはいけないと思う。本譜は△43玉と逃げたが、中央にいけば詰まされる心配はない。

 

76手目も詰みがあった。△28銀▲同金△47角▲39玉△28と▲同飛△38金▲同飛△同角成という詰みだ。ただ、時間がない時は詰みを見つけることができれば良いが、見つからないと焦って悪手を指してしまうため本譜のような確実な攻めでも良いと考えている。

 

ぜひとも参考にしていただきたい。(^_-)-☆

動画で本局を見たい方はこちら↓

https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=2qEqn58n05w

 

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