将士流の将棋で高段者を目指すブログ

私の将棋の実戦譜の解説やキャップ投げの上達法、本のレビュー等をやっていきます。

将棋実況者josuiさんとの対局解説 角換わり

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今回はjosuiさんという将棋実況者との対局について考えていく。
私が先手で角換わりになった。この図の局面では先後同型になっていて、どう仕掛けるかが難しい局面を迎えていると言える。
ここで私は▲38金と指したのだが、狙いとしては▲49飛と回って右四間飛車で仕掛ける筋を考えていた。
ここから△31玉▲79玉△65歩▲48金△64角▲47金と進み、先手は金を何度も動かしていて手損をしているようだが、局面は互角を保っている。
なぜだろうと思うかもしれないが、角換わりではわざと手損をすることがよくあるのだ。自分から仕掛ける筋がなかなか見つからない時や相手に攻めてきて欲しい時にわざわざこちらから打開しなくても良いのだ。かえって打開しに行くと悪くなることが多い。
後手の△22玉に対して▲69飛と回って、62や64の角に狙いをつける。飛車と玉が近い位置にいて一見怖そうに見え、銀交換をした際に△58銀のような攻めがありそうだ。しかし、飛車に玉のひもがついていると考えることもできるという利点がある。△58銀と指された場合は先手が飛車と銀交換になりそうで悪いと思うが、▲48金△69銀成▲同玉△29飛▲59銀で粘りは効きそうだ。粘り方も視野に入れてほしい。
後手の△44歩に▲66歩と仕掛けていく。以下△同歩▲同銀△65歩▲77銀と進んで、先手は1歩と角を持ち駒にしていることを主張点、後手は6筋に攻めの拠点を作ったという主張点がある局面になった。
指すときはこの主張点を大事にしていきたい。

私は電子書籍を執筆しているのだが、このような形で級位者の方にもわかりやすく、段位者の方にも飽きられないような内容を目標に書いている。
電子書籍の場合は、1局を通して説明している。
ブログでは、ある局面を部分的に取り上げていくつもりだ。
このブログと電子書籍をしっかり読み込んでいけば初段になるための考え方は網羅できると思う。
これからもよろしくお願いします(*´ω`)

 


アマだから書ける初段に必要な大局観、考え方、テクニック

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